肥満の理由

糖質によって肥満が引き起こされます。糖質そのものは、脳の機能や筋肉のエネルギーとして必要な栄養素です。糖が体内に吸収されると、胃腸で消化されることでブドウ糖へと変換されます。ブドウ糖は血液に含まれて全身へと運ばれ、各細胞のエネルギーとして使用されます。ブドウ糖はインスリンのサポートを受けて、細胞内に吸収されます。

問題は、このエネルギー用に変換されたブドウ糖の扱いです。生成されたブドウ糖がすべてエネルギーとして消費されれば問題ないのですが、代謝を完璧にコントロールするのは不可能で、ほとんどの場合でブドウ糖は余ってしまいます。余ったブドウ糖は血液をドロドロにし、過剰な栄養素として体内で弊害をもたらします。そこでインスリンが、余ったブドウ糖を脂肪に変換して貯蔵することで、余ったものを緊急時のエネルギーとして溜め込んでいきます。これがいわゆる「ぜい肉」の正体であり、太る基本的なメカニズムです。

女性が太りやすいのはなぜ?

女性が太りやすいと言われるのは、ストレスと大いに関係があると言われています。ストレスホルモンと言われるコルチゾールの値と血糖値を調べると、ストレスを感じた人の血糖値が高く、カロリーの消費量が減っていることが発見されています。そのため、女性の場合はホルモンバランスやストレスの影響を受けやすく、体質的に太りやすい特徴があります。

加えて、女性は筋肉量を維持するのが難しく、男性より筋肉が少ないのが特徴です。筋肉はエネルギーを消費し、代謝を向上させるうえで非常に重要な器官であるため、筋肉量が少ない人は太りやすい人であると言えます。そして、あくまで一般的な傾向ですが、女性の方が甘いものを好んだり間食を多く摂るため、太る原因を多く抱えやすいというのも理由となるでしょう。

酵素の働き

加齢にともなって、体内の酵素量が減ることも理由として挙げられます。酵素とは、体内に存在する分子の一つで、人体の様々な活動や機能に関わっています。代表的なところでは「消化酵素」と「代謝酵素」がありますが、どちらも生産量のバランスで密接に結びついており、消化酵素が増えると代謝酵素が減る関係にあります。

ところが年齢を重ねることで、酵素はだんだんと減っていくことが知られています。特に女性の場合は40代から急激に減るようで、酵素が減ることで代謝が弱くなり、体内でエネルギーを消費しづらくなっていきます。これがさらなる肥満や脂肪貯蔵の原因となり、代謝を向上させることが肥満抑制のカギとなります。